トーイック講座
アメリカで尊敬されるような人物は、大体スピーチが上手です。
日本でもそうですよね。
僕が日本の大学に在学していたころ、とある一流企業の社長さんの講演会を聞く機会があったのですが、一つの会場に大学生ぐらい若者が大勢集まるとどうしても騒がしくなってしまいます。
冒頭の学部長の挨拶の部分では会場全体がざわざわざわざわ。
誰も学部長の話を聞かない状況に流石の学部長もご立腹気味で、「静かにしなさい!」と注意をするのですが、こんなものは焼け石に水でした。
そんな状況の中で学部長もついにあきらめ、紹介され静かに入場するその社長さん。
特に騒がしい会場を気にする気配もなく、穏やかな表情で静かに話を始めました。
すると、あれだけ騒がしかった会場がみるみる静かになっていき、ついには誰一人として喋っていない状況に。
別に話をしているのが偉い人だから皆おしゃべりをやめた訳ではありません。(学部長もれっきとした「偉い人」ですからね。)
ただ、その社長さんの話を聞くことに熱中していました。
彼の話はとてもパワフルで知恵が富んでおり、会場全部の人間に夢を与えるようなものでした。しかも途中、途中でしっかりユーモアも入れているので、聞くほうも飽きるなんてことは一切ありません。
講演が行われた約三時間。
これだけ時間が過ぎるのが惜しいと思ったことは生まれて初めてでした。
帰宅後、その講演のことを興奮しながら親に延々と話したことは今でも鮮明に覚えています。
このスピーチ術がしっかりすると実は英語がそれほどできなくても、相手に聞かせる話し方というのができるようになってきます。 SONYの創始者がアメリカで講演を行ったときに、彼の英語はつたなかったにも関わらず、観客がスタンディングオベーションで感動していたというのは、あまりにも有名な話です。トラックバックURL
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